あなたがくれた瞳の色や声が私を救って、あなたがくれた言葉や想いのすべてが、私のすべてだ





いちごジャムとマーガリンのコッペパンを食べていたら、いちごジャムをコートに落とした。滲んだジャムでコートは赤く汚れた。汚れたコートからは甘いにおいがした。染みになってしまったけど、いちごジャムで汚れたのだからかわいいなと思った。



まあ家に帰ってから速攻食器用洗剤で落としたけど。



そんな他愛もない様な話したってどうにもならないことを、きみに話したくなる。きみに会った時にこの話をしようって、考えている。





そういえばこの前、お店で仲の良かった後輩の子と遊んだ時、その子のバイトが終わるまでファミレスで待っていたんだけど、時間がだいぶあったのですきなひとから勧められた小説を読み終えた。



表紙やあらすじやさらっと文章を見る限りクソつまらない頭の悪い奴が読む様な本なんだろう…と、わたしは性格が悪いので、そう思っていたんだけど、きみが勧めるから読んだだけだったけど、普通に泣いた。



あらすじは君の臓器を食べたくなる某小説(決してdisってるわけではない。いや、正直disってるけどきちんと最後まで読んでのdisだから許して欲しい。)と同じ様な感じだった。病気でもうすぐ死ぬ女の子と死ぬ前にやりたい事をやる、っていう。それと違うのは女の子が動けない位弱ってしまっているから、女の子がやりたい事を主人公が代わりにやってあげるという感じだった。



正直展開も読めたし文章力や表現力もイマイチだったんだけど、何故かぐっときて目が潤んだ。



死ぬのが怖い女の子に対して、俺が死んでどうなるか教えてやるってもうすぐ死ぬ女の子の目の前で主人公は自殺しようとするんだけど、その主人公に対して女の子はあなたはずっともうすぐ死ぬわたしに憧れてたんだって言うシーンがあった。思わず泣いた。



ここはめちゃくちゃいいシーンだったので詳しい事には触れないでおくけれども、それぞれのキャラクターの台詞や心情がすごく良かった。平々凡々な暮らしをしてきた普通男と重病を背負った儚い美少女の悲しい恋物語かと思っていたけど、闇を抱え死に対して憧れを持つ男の子と、死にたくないと願いつつも抗えない未来を受け入れたフリをしている女の子の、正反対の二人の話だった。



多分彼が勧めて来なければわたしはこの小説を一生手に取る事は無かったと思うし、電撃大賞ハイハイワロスワロスとか思ったままだったけど、読んでよかったです。すきなひと補正もありますが。




きみはこのシーンで何を思ったんだろう、とかかんがえたり、きみのあの時の疑問はこの小説の影響なんだろうか、とか、きみに影響を与える一つ一つのものを知れる事が嬉しい。と思った。


また面白いと思ったものがあったら教えてほしい。わたしが好きなものもきみに知ってほしいけど、わたしに興味の無いきみには知らなくていい事だろうから、教えない。



ここでふと、きみに69をせがまれて嫌がっていたものの、舐めないからって約束で尻を向けてぺろぺろHOUSEして手マンカラオケされていたのだが、(誰も歌ってないしシェアハウスもしてない) 尻をホールドされて手マンカラオケからぺろぺろHOUSEにチェンジされた事を思い出して恥ずかしくて死にそうになっている。


わたしはほんとにクンニが苦手だ。


汚いところを見られるのが苦手なのに、きみは見られて嫌なところをたくさん見てくる。触れてくる。そういうところが嫌だけどすきだ。きみにはデリカシーが欠けている。でもそういうところもすき。



きみを起こしたあと、眠くて目を擦っていただけなのに、泣いてるの?って聞いてくる。事ある事にわたしが泣いてることにしたがる。したがるっていうか、疑るというか。そんな簡単に人前で泣かねえし。泣きたいと思っても泣けねえし。涙っていうのは出したくない時にとめどなく流れてくるものなんですよ。でもそういうとこもすき。




生産性の無い想いだけがずっと膨らんでいく。



恋愛とはまた話が変わるけども、実家に帰ってきて更にわたしのやる気というやる気が削がれて本当に怠惰の塊みたいになっている。

元から用意して家を出るまではかなり遅く、友達いなくなるんじゃないかなというぐらい人の事を死ぬほど待たせる事で有名なわたしなんだけど、それが最近増している。去年から朝起きる事が出来なくなってしまったし、このままでは生きていけない。マジヤバい。



いつかわたしはいろんな人の事を食い潰してしまうんじゃないかなと思う。わたしはわたしの存在が他人に与える影響が怖い。これはポジティブ的な意味じゃなくて、全てがネガティブ的な意味での影響。


わたしのせいで、わたしが重荷となって家族を殺してしまうんじゃないかとか、思う。



人を見ているとぐつぐつと目に見えない縄に首を絞められている様な気がする。

わたしも見えない縄に首を絞められていて、いつかそれが痺れを切らして力を込めた時にわたしの人生も終わるんだと思う。わたしはその誰かの首にかかった縄に余計な負荷を掛け続けている気がする。


誰かの重荷になるくらいなら死んだ方がマシだとずっと思っている。今、特に今強く思っている。少なくともわたしはいろんな人に迷惑をかけて生きているから。



自分にかかった縄に力を込めるべきなんだと思う。

でも実家のマンションから下を覗くと足が竦む。あのアスファルトにこの高さから叩きつけられたら絶対に死ぬというのがわかっているから。リストカットやODじゃ簡単には死ねないけど、10階から飛び降りたら確実に死ぬからだ。わたしは死にたいと思いながらも死ぬのが物凄く怖い。



もう後戻りなんて出来ない所まで来ているのに、最後の一歩を踏み出す事には足が進まない。愚かだと自分でも思う。自分が一番よくわかっている。


こんなに強く死にたいと思うのに、同じくらい死ぬのが怖いなんて矛盾している。


きっとどこかでまだ助かりたいと思っているんだろうなと思う。愚かだ。