ごめんずっと好きだったって 伝えてみたいだけ





鬱に苛まれて死にそうだったので、一昨日から母の家に泊まりに来ている。

多分こっちに住むんじゃないかなと思う。



未成年の頃は親に従って学校に従って選ぶ事なんて殆どしてこなかったから、最近は選択の連続で疲れる。選択の連続だし、自分の選択は間違ってばかりだから、わたしには敷かれたレールの上を走る事の方が楽だったのではないかと思う。自由は時として不自由な気がする。ちょっと哲学っぽいこと言った。ワロタ。全然面白くないわ。




結局仕事やら生活やらいろんな事で悩んでいるけれど、一番気にしてるのはきみのことなんだと思う。自分の将来を考えるにあたって一番どうでもいいのはきみのことなのに、いまの自分にとってはきみのことが一番大切な事象だから困る。マジで。馬鹿みたいだ。恋に焦がれてる人間、全員バカ。いつか別れるし、いつか他の人を好きになるし、ホントになんの意味もないのにね。それでもなんの意味もなかったなんて思いたくないし、きみを好きになったこと、全然後悔したくないと思っているから、だめだ。でもダメだって思ってても好きなんだから仕方ない。



お母さんが仕事で明日まで帰ってこないので暇だったから今日は本屋さんへ行った。


気になった小説を三冊買って、尾形真理子さんの「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」を少し読んだ。


タイトルを見た時に、この前服を買った事を思い出した。


バイトして商品整理してる時からずっと気になってて、欲しいなと思っていたピンクのヘムスカートを、この前系列店へほんま(友人)と行った時に試着した。腰がレースアップになっていてすごく可愛いやつ。長い丈のスカートはあまり持っていないから、着た時に違和感が少しあったけど、もう大人だし膝丈のよりもこっちの方が丁度いいかなと思った。



こういうのきみはすきかなって思ってたなあと思い出した。それよりも試着室の全身鏡に映った自分の裸体が醜すぎてこんな体を好きな人に晒していたのかー!!とショックを受けていたけども。



帯にあった「可愛い服を買ったとき、一番に見せたい人は誰ですか?」という文も素敵だ。恋をしている女の子は可愛い服を買うとき、きっとすきなひとの顔が一番に浮かぶと思う。次のデートはこれ着ていこうってうきうきしちゃうと思う。わたしもそれだった。残念ながらまだ会えてないんですけどね😊つらすぎ😊わはは




まあ本気か本気じゃないかなんて自分のさじ加減なんでね、わかんないけども、苦しくなっちゃったらもう本気でしょ。本気で付き合いたいし本気で誰かと一緒になってほしくないもんね。


兄に勧められて聴いたアカシックの8ミリフィルムの歌詞だよ。何も考えないで書きたいことだけ綴りました、みたいな歌詞がいい。


「寝る前にちょっと考えた、超好きだったんだな」


「誰とも結婚なんてしないで、さよならだけして」


「あたし一人で桃食べて、最速で離れてあげるいいよ、映画観るわ」



超よくない?

なんで桃食べた?って思わない?あ、映画観るのね、了解了解。ってなるよね。潔いのか忘れられないのかどっちとも取れない感じがすき。多分無理だけど、振られたら8ミリフィルムを聴いて元気出したい。




そういえばこの前すきなひとと久しぶりにLINEをしたんだけど、わたしから送ったのに相手から返信きてもなんて言ったらいいのかわからなくなってしまって、あとブロンをODしたのでふわふわしてたのもあって後で連絡しようと思ってたのね。そしたら20時頃電話かけてきてくれて、もうそれだけで好きだって思うじゃん。わたしが連絡していたからわざわざ電話かけてきてくれたんだよ?もーほんとに好きすぎる。バカみたい。いや、もう馬鹿でいい。好きなんだもん。はあーーーーーーーーすき!!!!!!!!!!!!!!!!!!




結局その日は次の日早いみたいだったし、会えるのも夜遅くなりそうだったから今度にしようかってなったんだけど、わたしがじゃあ暇な時あったら教えてくださいって送ったら無視された😊了解ぐらい言えよ😊そういうとこもすきだけど😊



でもなんか面倒くさいなこいつって思われてしまってもう二度と会えなくなってしまったらどうしようと思うとめちゃくちゃに怖い。やだやだ、まだもう少しわたしと遊んでね。ほんとはずっと一緒にいてほしいけど。もう会えなくなっちゃったら辛すぎでしょ。死ぬでしょ。死なないけども。



きみのことだけほしいーーーー!!あとは何もいらないーーー!!だからわたしは頑張ってもうちょっと生きる。頑張ってお金を稼いできみと遊んできみにすきって言う。言わせて。すきぐらい言わせてよ。自己満足だよ、わかってるよ。でもわかっててもちゃんと聞いて。ちゃんと言うから。


言いたいことはちゃんと言える人間になりたい。もごもごしないではっきり喋りたい。わしはちゃんと言う。これからちゃんと言う。300円って書いてたから買ったのにいざレジ持っていったら1300円だったときにやっぱこれ要らないですって言える人間になりたい。言いたいことはちゃんとはっきり怖がらずに言う、これから何もかも曖昧にしない。わたしはきみのことがすき!!絶対誰にも負けないし、振られても絶対ちゃんと生きるし、きみのことを憎いだなんて思わないから、すきになってーー、、、、、




自分が思うより 恋をしていたあなたに あれから思うように 息ができない




夏だった、と思う。



当時リフレ店でバイトしていたわたしは、メイドさんだったし、女子高生だった。コスプレをして、男の人の体に跨ってギリギリのラインでマッサージを施すお店だ。お店は出張型店舗で、事務所から近いレンタルルームを借りて、そこの一室で施術をしていた。マッサージだけじゃなくて、当時流行っていたおさんぽだったり、添い寝のサービスもあった。



だけど、結局は個室に女と男二人いれば、そういう事なしなんていうのはほぼ有り得ない訳で、名目上は禁止されていたが裏オプションというのは暗黙の了解だったんだと思う。2度目に付いたお客さんにコンプラを握らされて、体をたくさん触られた。わたしはその時、うわ、間違えたって思ってた。


それが初めて扱いた時だったと思う。わたしの初めては基本的に、綺麗な思い出ではない。


初めての彼氏とは少し触れるぐらいのソフトなキスしかしたことがなかった。体に触れ合うなんて、何の経験もない、エロゲやエロ漫画で蓄えた知識しかない高校一年生だったわたしたちには恥ずかしくて到底出来る事じゃなくて、わたしの初めては殆ど、名前も素性も知らないおじさん達だった。



わたしはその店で処女を失くした。

相手は左手の薬指に銀色の指輪が光る、有り得ないぐらいコンプラが小さいおじさんだった。わたしは非常に自分に自信がなくて、こんな高いお金払ってもらっているのにセックスしないなんて最低じゃないか?セックスなしのわたしに価値なんてないんじゃないのか?って思ってしまって、結構無理やりだったけれど、それを受け入れてしまった。気持ち悪かったけど、痛くはなかった。小さすぎたんだと思った。消しゴムでも入れているような気分だった。



京浜東北線に乗って泣きながら帰った。舐められてベトベトになった汚い体を早く洗い流したいと思っていた。そんなお店だと思っていなかったのは本当だけど、そんなお店でも辞めなかったのはわたしだ。誰を責める権利もないし、別にそんな気も更々無い。むしろ責めるべきはその選択をした愚かな自分だし、悲しむのも筋違いなのかもしれない。でも辛かったんだから仕方ない。原因が自分自身であっても、泣くぐらい許して欲しい。



よくこの話をすると可哀想って言われる。すきなひとにも可哀想って言われた。でも全然可哀想なんかじゃない。どうせいつか失くすものならいつ失くしたって同じだし、その相手が誰であろうと別に関係ないな、と最近思うようになった。ちょっと前まではコンプレックスだったけど、もうどうでもいい。一度汚れてしまったら、やっぱりそれまでだ。




何が悪なんだろうと思う。何が悪で、何が正しいのか、わたしにはわからない。どう生きたら正解なのか、わたしには全く検討もつかない。




自分のことも助けられないくせに、誰かのことを助けたいと思ってしまっている。わたしが助けなくてはいけないんだという使命感に駆られている。自分のこともちゃんとできないくせに。勝手に自分で自分の周りに重荷を増やして身動き取れなくなってるだけなんだ、わたしは。おかしな話だった。



もう笑って誤魔化したくない。苦しい事を無かったことにできない。見て見ぬ振りはできない。わたしはわたしの苦しくて消えてしまいたくなる様な事や、恥ずかしい事と向き合わないといけない。そうしないと前に進めない。こんな言い方したけど、本当に前に進みたいのかと言われればそうではないような気がするけど、今は今の苦しみから逃れて、自分が背負ったものを全部下ろしてしまいたい。



申し訳ないと思った。

でも死ぬ勇気が無いうちは、わたしはまだみっともなくても生きなければならないんだと思った。




過去を清算して、きみとの関係も清算して、わたしは汚れた自分とさよならをしたい。でもね、わたしはわたしだから、汚れた自分ともさよなら出来なければ、綺麗な自分になる事も一生出来ないんだ。これが大人になる事だと言い聞かせれば、少しは楽になれるかもしれない。楽にはならないか。それでもどうしてか今のままではいれない。変わることもできない。わたしは変わりたいんだろうか。どうしたいんだろうか。もうどうなりたいのかすらわからなくなった。助かりたいのかどうかもわからなくなった。今すぐわたしの頬を叩いてほしい。叱ってほしい。苦しくて仕方がない。簡単に死ねれば楽だったのに、全然捨てられないものがある。死んだら関係ないのに、自分が死んでも気にかかるものがある。わたしが死んだらどうなるんだろうって気にしてしまうものがある。死ねない。死ねないのは苦しい。だけど自分が死んだ後の世界を想像すると怖くて一歩を踏み出せない。ずっとループしている。




戻れないけど、わたしはステージに立って、人の前で歌って演奏することがすきだった。みんなでスタジオに入って同じ曲を別々の音で一緒に作り上げるのが楽しかった。生きてるなと思った。その夢を捨ててから終わっていたのかもしれない。屈強なメンタルがあれば少し違ったのかもしれない。もう少し強かったら、こうはなってなかったかもしれない。過去を悔やんでも仕方がないけど。これからどうするかなんだけど。わたしはただ歌っていたかっただけなのに、なんでこうもいろんなものに邪魔されてしまったんだろう。いつも選択を間違えている。自分に降りかかる事だけではなくて、周りの人に降りかかる事も、全ての悪いことがわたしのせいだと思える。なんか申し訳なくなってきた。



簡単に人の信用を裏切るし、信頼してくれた相手の気持ちはどうなるんだろう。どうしようもなくて本当にどうしようもない。なんでこんなんなんだろう。





君の匂い 君の感触 冷たくて涙が出る





実家のマンション10階から柵を越えて見下ろした所、少し大きな道路がある。


デリの時のお客さんで仲のよかった人と遊んで、お小遣いを貰って、終電の2つ前の電車で一緒に帰ってきて、柵から乗り出して道路を見下ろした。



落ちたら死ぬなあっていつも思う。落ちないけど。


走り去る車を人間の煩悩の数数えたら家に帰ろうと思った。数えてる内に馬鹿馬鹿しくなって飛び降りる勇気が漲ってくるのではと思った。うちのマンションは、昔10階から飛び降り自殺した人がいるから、一応事故物件ってことになってる。わたしまで死んだら、ここに住もうと思う人が物凄く減るのかなって思った。今日も飛び降りる事は出来なかった。でもよく考えたら、わたしが飛び降り自殺なんてしたら家族もこの家に住めなくなっちゃうかもしれないから、飛び降りなくてよかった。



久しぶりにおじさんに会った。

一緒にカラオケに行って、当たり障りない曲と、おじさんは化物語の戦場ヶ原さんが好きだから、リクエストでstaple stableを歌った。


あと最後に履歴を見ながら歌う曲を考えてたら、絢香の三日月があったから、歌ってって言われて歌った。褒められた。カラオケを出てからも三日月すごいよかったよってずっと言ってた。でもわたしはほんとは、絢香があんまり好きじゃなかった。




その後ホテルへ行った。


いい歌を聞かせてくれたからってお小遣いを握らせてくれた。


足りない?って聞かれたけど、反射的に全然足ります!って嘘を吐いた。いい人でいたがるの、わたしの悪い所だと思う。ほんとは全然足りないけど、でも、この人からお金を毟り取るような事はしたくなかった。価値のない女に成り下がったという事をひしひしと痛感して、悲しくなった。そうですね、価値なんて一欠片もないね。





でもおじさんはいい人だから、好きだ。

わたしの昔の話を聞いて頭を撫でてくれる。全然嬉しくはないんだけど、ありがとうとは思う。ありがとう。




後ろから入れられている時に、おじさんにお尻を叩かれるのは好き?って聞かれたけど、自分の性癖は好きな人にしか教えたくないってなんか意味の分からない意地を張ってしまって、分からないですって言った。叩かれても多分全然嬉しくないと思ったんだろうな。




繋がっておじさんの冷たい肩に顎を乗せて背中へ手を回しているとき、きみの湿った柔らかい肌を思い出していた。


きみの肩へ顎を乗せて、爪が減り込むんじゃないかなって思うぐらい強く抱き締めている時のことを思い出していた。


そしたら泣きそうになってしまって、無感情になれって、何も考えるなって心の中でぐるぐる呟いていた。どんどん自分が壊れていく感じがした。終わってるな、って思った。それでもわたしはまだきみのことがすきだった。




道路を見下ろしながら、クリープハイプを聞いていたら、出会ったばかりのきみとのやり取りを思い出した。


きみに好きなバンドを聞かれて、わたしはクリープハイプって答えた。きみはあの病んでるやつねって言った。わたしが好きなバンドを聞き返したら、きみはワンオクとかアクアかなって答えた。その時わたしは、この人のこと絶対好きにならないなって思ってた。




きみじゃない誰かの体温を感じると涙が出そうになるのに、きみの体温を感じていても涙が出そうになるのはなんでなんだろう。


きみのことを思い出しながらおじさんの背中を抱き締めた。きみじゃないってことはわかってた。きみが、わたしの事なんてこれっぽっちも想ってないってことも、わたしはわかってた。



きみはよくわたしに泣いてるの?って聞いてくるけど、きみが入れて気持ちよくなって抜いて出して一息吐いてる時に、わたしがきみのことをぎゅってしながら泣いてるの、知ってた?



帰り道何度もきみにラインを送ろうとしたんだけど、この時間に連絡するのは迷惑かな、とか、会いたいって言うのは気持ち悪いかな、とか、遊びたいって言うのも面倒臭がられるかな、とか、いろいろ考えてしまって、もうどうせいつか終わってしまうんだから嫌われてもいいや、送ってしまおう、とも思ったんだけど、やっぱり何も送れなかった。















今日がどんな日でも 何をしていようとも 僕はあなたを愛してしまうだろう






昨日まで心に誓っていた禁煙の二文字と絶好して、煙草に火をつけた。煙と一緒に、わたしの身の程知らずな想いもどこかへ飛ばせたらいいのにと思う。未だ見ぬ幸せなんて御伽噺を、いくつになっても夢見ている。



わたしがきみに会いたくて苦しい気持ちでいる時に、きみは誰と会って笑っているんだろう。きみは誰を想って苦しくなるんだろう。きみはその可愛い唇で誰に愛の言葉を囁くんだろう。それはわたしじゃダメなのかな。



一度汚れてしまったら限界まで汚れる他ないと思う。ただ楽してお金を稼げればいいんでしょ、と言われればそれまでだ。気持ち良くて薬を辞められないのと一緒で、わたしも自分の体を商売道具にする事を辞められない。一度失ってしまったものはもう二度と戻らないと思う。どれだけの愛を与えてくれたって、捧げてくれたって、わたしの汚れは二度と落ちない。こんなに汚れてしまっても愛してくれる?なんて馬鹿みたいな事は言わないから、心の隙間にそっと寄り添いたい。もう戻れない。正直ゲームオーバーだし、闇鬱ENDのルートに入ってる。


だけどやっぱりわたしは身の程知らずな願いも抱えてしまってる。いつか光を見たいと思っている。それはどうしても捨てきれないものだけど、どうしても叶わないものだ。


わたしはきみの中で都合の良い存在で終わる。それ以上でもそれ以下でもなくて、きみはそれでいいと思っていて、わたしもそうだと思っていて、そう信じて疑ってないんだと思う。きみの気持ちが手に取る様に分からない。


伝えたい想いが、募っていくまま、ひとつも減らない僕を、笑い飛ばしてほしいんだ。あなたがいてほしいんだ。




きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかっている





煙草はお金がかかるから、やはり今度こそやめようと思って今日は一箱も買わなかったんだけど、吸いたすぎていま死にそう。



だって煙草を吸わない時間何を吸って過ごしたらいいんだろうと思う。煙草吸えないならちんこしゃぶらせてくれよ、頼むよ………




今日は一人暮らしの部屋を片付けた。妹と妹の彼氏とお父さんが手伝ってくれて、そんなに多い荷物ではなかったんだけど、4人がかりで実家まで運んできた。



その後お礼ってことで、(お金を払ったのはお父さんなんだけど)4人で居酒屋へ行った。


今日はそれで終わり。




ある人にネットで恋愛について相談していたんだけど、あなたが元風俗嬢であるにも関わらず相手は何か特別なものを与える訳でも無く、仲が良くなったからって好きな時にタダでしてもらっているというのは、搾取しているようにしか聞こえない、と言われた。



その人は絵を描いてお金を貰うこともあるみたいなんだけれど、身内であってもタダで描いてと言われたら描かないよと言っていた。成程そう考えると搾取のようにも思える。



ていうか、わかっていたんだけど。

わかっていても、それでもいいと思った。わかっていても、僅かな望みの可能性に賭けてみたかった。



人から言われるとそうだよね、そういうことなんだよねと実感するんだけど、だからと言って気持ちを抑えられるのかと言えば抑えられなかったりする。理屈とかじゃなくて、なんかもうわたしはあの腕がすきだった。少し湿った感じの、皮膚の柔らかい肌。太くて安心感のある腕で抱き締められたらもう終わりだと思う。虜だと思う。仕方ないと思う。だってもう麻薬と一緒なんだよ。ダメってわかってても欲しくなっちゃうの、好きなの。



でもわたし、いつかこの人に酷く傷つけられるんだということも何となくわかる。それでもやめられないんだからどうしようもない。



きみがわたしを雑に扱うなら、わたしも雑に扱ってやろうと思った。別にいなくなったって構わない、都合よく扱うならわたしも都合よく扱ってやろうと思った。思ったけど、そう出来たらいいのにってだけで、思っただけで。結局無理なんだなあ。



でもなんかもう、成る可く考えないようにしたい。


それでもう、跡形もなく消えちゃえばいいんだきみなんて。忘れたい。






あなたがくれた瞳の色や声が私を救って、あなたがくれた言葉や想いのすべてが、私のすべてだ





いちごジャムとマーガリンのコッペパンを食べていたら、いちごジャムをコートに落とした。滲んだジャムでコートは赤く汚れた。汚れたコートからは甘いにおいがした。染みになってしまったけど、いちごジャムで汚れたのだからかわいいなと思った。



まあ家に帰ってから速攻食器用洗剤で落としたけど。



そんな他愛もない様な話したってどうにもならないことを、きみに話したくなる。きみに会った時にこの話をしようって、考えている。





そういえばこの前、お店で仲の良かった後輩の子と遊んだ時、その子のバイトが終わるまでファミレスで待っていたんだけど、時間がだいぶあったのですきなひとから勧められた小説を読み終えた。



表紙やあらすじやさらっと文章を見る限りクソつまらない頭の悪い奴が読む様な本なんだろう…と、わたしは性格が悪いので、そう思っていたんだけど、きみが勧めるから読んだだけだったけど、普通に泣いた。



あらすじは君の臓器を食べたくなる某小説(決してdisってるわけではない。いや、正直disってるけどきちんと最後まで読んでのdisだから許して欲しい。)と同じ様な感じだった。病気でもうすぐ死ぬ女の子と死ぬ前にやりたい事をやる、っていう。それと違うのは女の子が動けない位弱ってしまっているから、女の子がやりたい事を主人公が代わりにやってあげるという感じだった。



正直展開も読めたし文章力や表現力もイマイチだったんだけど、何故かぐっときて目が潤んだ。



死ぬのが怖い女の子に対して、俺が死んでどうなるか教えてやるってもうすぐ死ぬ女の子の目の前で主人公は自殺しようとするんだけど、その主人公に対して女の子はあなたはずっともうすぐ死ぬわたしに憧れてたんだって言うシーンがあった。思わず泣いた。



ここはめちゃくちゃいいシーンだったので詳しい事には触れないでおくけれども、それぞれのキャラクターの台詞や心情がすごく良かった。平々凡々な暮らしをしてきた普通男と重病を背負った儚い美少女の悲しい恋物語かと思っていたけど、闇を抱え死に対して憧れを持つ男の子と、死にたくないと願いつつも抗えない未来を受け入れたフリをしている女の子の、正反対の二人の話だった。



多分彼が勧めて来なければわたしはこの小説を一生手に取る事は無かったと思うし、電撃大賞ハイハイワロスワロスとか思ったままだったけど、読んでよかったです。すきなひと補正もありますが。




きみはこのシーンで何を思ったんだろう、とかかんがえたり、きみのあの時の疑問はこの小説の影響なんだろうか、とか、きみに影響を与える一つ一つのものを知れる事が嬉しい。と思った。


また面白いと思ったものがあったら教えてほしい。わたしが好きなものもきみに知ってほしいけど、わたしに興味の無いきみには知らなくていい事だろうから、教えない。



ここでふと、きみに69をせがまれて嫌がっていたものの、舐めないからって約束で尻を向けてぺろぺろHOUSEして手マンカラオケされていたのだが、(誰も歌ってないしシェアハウスもしてない) 尻をホールドされて手マンカラオケからぺろぺろHOUSEにチェンジされた事を思い出して恥ずかしくて死にそうになっている。


わたしはほんとにクンニが苦手だ。


汚いところを見られるのが苦手なのに、きみは見られて嫌なところをたくさん見てくる。触れてくる。そういうところが嫌だけどすきだ。きみにはデリカシーが欠けている。でもそういうところもすき。



きみを起こしたあと、眠くて目を擦っていただけなのに、泣いてるの?って聞いてくる。事ある事にわたしが泣いてることにしたがる。したがるっていうか、疑るというか。そんな簡単に人前で泣かねえし。泣きたいと思っても泣けねえし。涙っていうのは出したくない時にとめどなく流れてくるものなんですよ。でもそういうとこもすき。




生産性の無い想いだけがずっと膨らんでいく。



恋愛とはまた話が変わるけども、実家に帰ってきて更にわたしのやる気というやる気が削がれて本当に怠惰の塊みたいになっている。

元から用意して家を出るまではかなり遅く、友達いなくなるんじゃないかなというぐらい人の事を死ぬほど待たせる事で有名なわたしなんだけど、それが最近増している。去年から朝起きる事が出来なくなってしまったし、このままでは生きていけない。マジヤバい。



いつかわたしはいろんな人の事を食い潰してしまうんじゃないかなと思う。わたしはわたしの存在が他人に与える影響が怖い。これはポジティブ的な意味じゃなくて、全てがネガティブ的な意味での影響。


わたしのせいで、わたしが重荷となって家族を殺してしまうんじゃないかとか、思う。



人を見ているとぐつぐつと目に見えない縄に首を絞められている様な気がする。

わたしも見えない縄に首を絞められていて、いつかそれが痺れを切らして力を込めた時にわたしの人生も終わるんだと思う。わたしはその誰かの首にかかった縄に余計な負荷を掛け続けている気がする。


誰かの重荷になるくらいなら死んだ方がマシだとずっと思っている。今、特に今強く思っている。少なくともわたしはいろんな人に迷惑をかけて生きているから。



自分にかかった縄に力を込めるべきなんだと思う。

でも実家のマンションから下を覗くと足が竦む。あのアスファルトにこの高さから叩きつけられたら絶対に死ぬというのがわかっているから。リストカットやODじゃ簡単には死ねないけど、10階から飛び降りたら確実に死ぬからだ。わたしは死にたいと思いながらも死ぬのが物凄く怖い。



もう後戻りなんて出来ない所まで来ているのに、最後の一歩を踏み出す事には足が進まない。愚かだと自分でも思う。自分が一番よくわかっている。


こんなに強く死にたいと思うのに、同じくらい死ぬのが怖いなんて矛盾している。


きっとどこかでまだ助かりたいと思っているんだろうなと思う。愚かだ。












手首切って生きた心地してんじゃねーよ




あなたが死んだことを知った時、わたしはファミレスで幼馴染と夜ごはんを食べていました。



正直不謹慎とわかっていながらも、ショックだとか信じられないだとかいつかこうなると思っていましたという気持ちよりも、わくわくにも似た高揚感を覚えてしまった。


人が死ぬ事でわくわくしていた。

本当に最低だけど気持ちを隠さないで言うのなら、綺麗事無しで言うのならわたしはわくわくしていた。



お葬式はやらなかった、お別れ会みたいな感じだった。棺桶に入って鼻に綿を詰められたもう二度と息を吹き返すことのないまだ若いあなたを見て、悲しいと思った。嫌いだった。余計なことばかり言うし、自信過剰なあなたが嫌いだった。でも妹みたいに可愛がってくれてた。内心は知らないけど。わたしが男の子に告白された事を話したら楽しそうにアドバイスしてた。もう二度とこの人に会えないのだという気持ちは、よくわからないけど、すごく悲しい。我慢出来なくなって泣いた。わたしだけが泣いてた。泣くと思った、って笑われた。



お別れした後に何人かでごはんを食べに行った。もう誰かが死んだのだということなんてみんな話さない、触れない。そんなこと無かったみたいにごはんを食べた。不思議な気持ちだった。人が死ぬことってこんなに影響を与えないんだと思った。


でもわたしは弔う気持ちよりも、向こう側に行けたあなたを羨ましいと思った。わたしもそっちに行きたいと思った。事故だったのかもしれない、死にたいなんて思ってなかったのかもしれない。でも苦しんでいた気持ちは嘘じゃなかったんだって死ぬことで証明できるよね。その時やっと他人は本当の闇に気づくことができるよね。死んだらもう終わりなんだけど。関係ないんだけど。


思想も消えて全て無くなって無になって自分がどこにいるのかもわからなくなるんだ。どうなるのかわからないから怖い。その場所に行ったことがないから怖い。怖いと思う理由がそれだけなのに、一線を跳び越えることができない。



死ぬことってすごいどうでもいいことだ。

他人にとっては他人の苦しみなんてすごくどうでもいいことだ。



きみはわたしが死んだとき泣いてくれるんだろうか。馬鹿だねって笑うんだろうか。どうでもいいんだろうか。面倒だと思うんだろうか。怖いんだろうか。


死んだら泣いてくれる?

泣いてくれるなら、花を手向けてくれるのなら、死ぬのも案外幸せなんじゃないだろうか。



誰かが自分のために泣いてくれるなんてそんなことなかなかないじゃない。嬉しいじゃない。泣いてくれないかなあ、泣いてくれないかな。



ずっと羨ましいと思っている。




手首切って生きた心地してるなんて馬鹿みたいなこと言うなよ。生きてると実感することなんて絶望なんだ。生きてるってことはずっと苦しいってことだ。苦しいってことが生きてるってことを嫌でも実感させるんだ。きみの落ち着いた心音を聞いてもっとばくばくすればいいとおもった。もっと苦しくなればいいと思った。わたしがそばにいることを体で実感すればいいと思った。もっと苦しくなってほしいと思った。心は嘘をつけても体は嘘をつけないよね。思いきり殴ってほしい。痛めつけてほしい。強い感情をぶつけられたい。なんにもわからなくなりたい。きみがそばにいるってこと以外は何も知りたくない。何も思い出したくない。



苦しくなって、わたしのせいで苦しくなって。わたし以外のことは考えられない時間が日々の一瞬の中にあってほしい。単調に過ぎてゆくきみの時間の中にわたしがいてほしい。ワガママだとかエゴだとかそんなことはもうどうでもいい。わたしはきみの中にいたい。わたしはきみの中にずっと残りたい。自分勝手でいい。頭おかしくていい。ずっと残りたい。他の人の入る隙間なんてないぐらいわたしを残してほしい。そこにいたい。心の中にいたい。わたしはそこで生きていきたい。だからもう何もいらない、何も無かったことにする。何も無かったことにするんだ。全部無かったことにするんだ。わたしはいなくなって、わたしは無かったことになるんだ。わたしがしてきたこと全部全部無かったことにするんだ。無かったことになればいい。苦しい。どうしようもない。わたしにはきみがいればいい。他のことはどうでもいい。どうでもよすぎて笑っちゃうぐらいきみがそばにいてくれるなら全部を捨ててもいい。わたしのものになれ。その体をいつ抱きしめてもいいって言って、きみの口から零れる悪態や優しさが全てわたしのものになればいい。